2026.01.22新築
ご両親と同居する建て替えで大切にしたこと
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体に染みついた生活動線は残し、直すべきところは直す
ご両親と同居する建て替えでは、
新しい間取りや流行のデザイン以上に、
今までの生活の仕方をどう扱うかが重要になります。
長年続けてきた暮らしの動きは、
頭で考えるものではなく、体に染みついたものです。
その動線を大きく変えてしまうと、
慣れるまでに時間がかかり、思わぬストレスにつながることがあります。
建て替え前、負担になっていた生活動線
建て替え前のお住まいでは、
キッチンとダイニングが廊下を挟んで配置されていました。
食事のたびに
障子を開けて出入りする必要がある
敷居に段差があり、つまずきやすい
といった動作が必要で、
年齢を重ねるにつれて
日常の動きそのものが負担になりやすい状態でした。
動線は変えすぎず、LDKを一体で計画
今回の建て替えでは、
新しい動線をむやみに増やすのではなく、
建て替え前の住まい方のイメージをできるだけ残すことを大切にしました。
そのうえで、
キッチン・ダイニング・リビングを一体としたLDKを計画。
廊下を介さず移動できるようにし、
段差も解消することで、安全性と使いやすさを高めています。
もちろん、住まい全体はバリアフリー化し、
将来を見据えた設計としました。
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花粉アレルギーに配慮したサンルーム計画
ご家族の中に花粉アレルギーをお持ちの方がいらっしゃったため、
サンルームを設け、室内干しを基本とした設計としています。
天候や季節に左右されず、
洗濯物を安心して干せる環境を整えることで、
日常生活の負担を軽減しました。
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当社が同居の建て替えで大切にしていること
当社は、社長が大工から始まり、
地元で60年にわたり住まいづくりに携わってきました。
これまで多くの住宅で、
バリアフリー化
介護を見据えたリフォーム
を行ってきた経験があります。
昔建てた家を、
何度も手を入れながら使い続けてきた実績があるからこそ、
高齢のご両親との同居に適した新築の計画を
ご提案しています。
まとめ|長く安心して住み続けられる家のために
私たちが目指しているのは、
長く安心して住み続けられる家です。
それは、
家そのものの頑強さだけでなく、
住む人が年を重ねても
日常生活を快適に続けられることを含んでいます。
高齢のご両親と同居する建て替えでは、
無理に暮らしを変えない
ただし、直すべきところはきちんと直す
そのバランスが、
家族全員にとって負担の少ない住まいにつながります。
■【リンク】今回の工事の施工写真はこちら
▶同居建て替えの施工事例はこちら
新築・建て替えについての考え方
■ ご両親との同居を考えた新築・建て替えのご相談、増えています
建て替えたいけれど、暮らし方を大きく変えるのが不安
親世帯に負担をかけない家にしたい
今の住まい方を、どこまで残せるのか知りたい
ご両親との同居を前提とした新築では、
「新しくすること」と同時に、
これまでの暮らしをどう引き継ぐかが重要になるケースも少なくありません。
当社では、
図面や具体的なプランが固まっていなくても問題ありません。
まずは現地を確認し、
今の住まい方や生活動線を一緒に整理するところから始めています。
「この暮らし方のまま、新築にできるのか」
「どこは変えて、どこは残すべきか」
その判断材料として、
今回の事例が参考になれば幸いです。
当社の 新築・建て替えに対する考え方 については、
こちらのページにまとめています。
ご検討中の方は、あわせてご覧ください。
■ 書いた人
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2級建築士・2級建築大工築技能士
婿入りして建築の世界に入る。
お客様に一番近い大工。現場に一番近い建築士。
現場経験をもとに、「実家」「二世帯」「築古リノベーション」について発信しています。
X(旧Twitter)でも家づくりの気づきを発信中です。