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Blog小林建工のスタッフブログ

2024.02.24リフォーム・リノベ知識の読み物

温度問題を解決する3つのステップ

温度問題を解決する3つのステップ

    お家の中で過ごしにくい温度は、断熱の問題や冷暖房が効果的に使われていないことが原因となります。今回は過ごしにくい温度に関する問題を解決する方法を紹介します。

    1. 過ごしにくい温度の原因とは?

    1.1 寒くなる原因

    柏崎市に住んでいる方なら誰もが経験するであろう、冬季に室内がなかなか温まらない問題。その原因は建物に隙間があり、外の冷たい空気が室内に入ってくること、十分な厚みや質の断熱材がなく、室温を下げています。

    また、窓は断熱の要となります。十分な断熱性が確保されていない場合、お部屋の熱の約6割が窓から逃げています。

     

    1.2 暑くなる原因

    逆に、暑い季節に部屋が暑くなる原因についてお話します。先ほどと同じく、断熱材と窓の性能はもちろんですが、太陽の光も影響しています。カーテンやブラインドで日差しを遮ることも効果があります。外で日差しを遮るシェードも有効です。


    1. エアコンの課題とは?

    2.1 エアコンの効果が不十分な場合

    エアコンがきちんと効果を発揮できなければ、当然快適な温度での生活が遅れずに、ストレスを感じてしまうと思います。また、エアコンの運転時間が長くなるなど、エネルギーコストが増えてしまい、電気料金が増えてしまいます。

     

    2.2 エアコンが十分に効かない原因

    まずエアコン本体が古くなっていて、能力が落ちている場合があります。また、エアコンには適した広さがありますので、お部屋の大きさに合っていないエアコンを使っている場合があります。お家の作りから考えられるのは、壁や天井の断熱性能が足りていないこと、窓の断熱性能が低いこと、空気の流れが悪いことがあげられます。

     

    2.3 快適な温度を保つための工夫

    お部屋の大きさに適した、新しいエアコンにしましょう。最新のエアコンは省エネにもなっているので、電気代の節約にもなります。断熱性能は性能が良い断熱材を壁や天井や床に取りつける。窓に関しては断熱性能が高い物と入れ替えるか、内窓を取りつけて2重窓にすると断熱効果が実感できると思います。空気の流れが気になるようでしたら、設置位置の変更やファンやサーキュレーターなどを導入し空気の流れを作るのも良いでしょう。


    1. 断熱性能の重要性

    3.1 断熱性能の不足が引き起こす問題

    断熱性能が不足すると、お部屋とお部屋、お部屋と廊下に温度差ができてしまいます。これにより、お住まい全体が快適な温度になりにくくなります。特に新潟では、窓際や外壁からの冷気が入ってきやすく、これがお部屋のなかに暖かいところと冷たいところをつくり、不快に感じる原因になります。

     

    また、冷暖房機器が効果的に働かず、エネルギーが無駄になってしまいます。暖房が効きづらい時、冷房が効きづらい時、どちらの場合でも常に冷暖房機器が稼働しており、常にエネルギーを消費して温度を維持しようとします。その結果として電気代が高騰してしまう原因になります。

     

    温度が不快であると、睡眠の質が低下しやすくなります。寒さや暑さによって眠りが浅くなり、良質な睡眠が得られないことがあります。睡眠不足は免疫機能低下やストレスの増加と関連しており、これが健康に悪影響を及ぼします。

     

    3.2 断熱材の選び方と追加の方法

    一般的にはグラスウールが使われることが多いと思います。グラスウールは性能面と取り扱いやすさから、広く利用されています。特にリフォームであれば、その取り扱い安さからグラスウールは選択肢の一つとなります。他にはウレタンフォームが候補にあがります。性能面ではグラスウールより高いことが多いですが、施工面でグラスウールより手間がかかります。板状になったウレタンフォームの他、吹き付けでの施工もあります。

     

    3.3 リフォームとリノベーションでの断熱改善

    リフォーム工事をする箇所ごとに断熱改修の解説をいたします。建物の構造や状況によって最適な施工が異なります。ご相談されている専門家のアドバイスを受けつつ、効果的かつコスト効果の高い方法を選択することが重要です。

     

    外部工事
    • 外部から断熱材の追加や変更: 外壁を剥がす工事の場合、壁内の断熱材を変更することができます。昔の建物ですと断熱材がない場合がありますので、断熱材を追加することで、外部からの気温の影響を軽減できます。また、年月が経ち劣化している場合は、最新の断熱材にすることで高い断熱効果を得ることができます。
    内部工事
    • 壁、床、天井の断熱材を追加や変更: 壁、床、天井を解体する工事の場合、断熱材の追加や変更を行うことができます。外部工事と同じく、断熱材が取りつけてない箇所には断熱材を追加し、劣化した断熱材は最新の物に変更しましよう。ご相談されている専門家に壁、床、天井それぞれ建物に合わせて適切な物を選びましょう。
    • 内窓の設置: 既存の窓に内窓を取り付けることで、窓からの熱の損失を軽減できます。

       

        まとめ

        お住まいの中での過ごしにくい温度問題。様々な要因から引き起こされますが、対策を講じることで快適なお住まいに近づけることができます。冷え込みに対処するには、十分な断熱材と窓の性能向上が欠かせません。また、暑い季節には日差しを遮る方法や効率的なエアコンの活用が重要です。

         

        エアコンの課題に関しては、古くなったエアコンの更新や、適切な広さの機器の導入が必要です。効果的な温度維持のためには、断熱性向上も不可欠であり、グラスウールやウレタンフォームなどの、建物の状態に合わせた断熱材の選択が重要です。

         

        最後に、リフォームやリノベーションを通じて、外部や内部の工事を検討する際に、一緒に断熱性能を向上させる工事も検討すると良いでしょう。外部からの断熱材の追加や変更、内部工事における壁や床、天井の断熱材の追加や変更、そして内窓の設置など、専門家と相談しながら最適な方法を選びましょう。費用はかかりますが、電気代の削減や快適な睡眠環境の確保につながり、健康的で満足のいく生活が実現します。適切な手段を選ぶことで、快適なお住まいにしましょう。

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